演劇公演「由希」02
2024.10.08

飛び出したい

いつも思っているのだけど
客席から飛び出てくるんじゃないかって思わせたい気持ちがあって
今回も色々とやれること、思いつくことは兎に角取り入れていった。本番中にもどんどん変化していった。
これは私がもっと演出として経験豊富であれば、もっともっと早い段階でできたのかもしれない。
消え物(食べ物)、火の物、水物、匂い、音、紙、光、風、血、音
アンケートに4D舞台だったと書いていただくことができ
演出としてとても嬉しかったです

まず冒頭は、カップラーメンの香りを漂わせたかった。
私匂いに慣れてしまって、後半は匂っているのかわからなくなっていたけれど、制作の田坂?誰かが来訪した時に
この部屋臭い
って言われた時は、嬉しくもあり、なんだか悲しくもあり・・・(笑)

客入れの段階で役者をおもてにだし
俳優の澤田君に、虚構の世界と現実の世界を見事に行き来しながらも、芝居に引き込んでほしい
と難しい事を注文した。
彼は2〜3秒沈黙して、「わかりました!」と言ってくれた。
おかげで楽しい客入れができた。

物語はシローがライトを点灯する所から始まる。
2度観劇してくださった方からは、
このシーンが良かったとお言葉をいただいた。

気づいていただけると嬉しい私なのであった。